占いにハマってしまう人々

前回の記事(占いを利用する心理状況)ではなぜ人は占いを利用しようとするのかについて考えてみました。
今回は占いにハマリこんでしまう理由について考えたいと思います。

なぜ占いにハマってしまうのか

何らかの理由で占いを利用したとします。それが今年の運勢とか、今月の恋愛運といった運試し的な軽い気持ちなら問題なく利用できると思います。しかし、「今の問題ある状況を改善したい」「難しい恋愛を成就させたい」といった深刻な悩みを相談するのに占いを利用した場合、占いにハマる確率が高くなってしまいます。
自分の悩みなどを占いで相談すると、占い師は様々な占術やテクニックを活用して現状を探り当てます。そしてそれに対する改善策や行動などをアドバイスしてくれます。結果が良いものであれ悪いものであれ、占い師は状況をよくするためのアドバイスをするはずです。そこでアドバイス通りに行動した結果、状況が改善されたとします。すると「あの占い師に言われた通りにしたらうまくいった、占ってもらった通りになった」と感じ、またその占い師に頼るようになります。そうして「この占い師に相談すれば状況が良くなる。問題が解決する」と思うようになってしまうとどんなことでも占い師に相談しないと納得できなくなってしまい、自分では決断を下せないようになってしまいます。そうして占い師の意見なしでは行動できないようになり、占い依存症になってしまいます。

また、2.背中を押してほしい、考えを肯定してほしいのように自分の考えを肯定して欲しくて相談した時に、もしかしたら否定的なことを言われてしまうかもしれません。そうすると「そんなはずない!この占い師は当たらないんだ!」と思って、また自分の求める回答を探してほかの占い師のもとに相談することになってしまいます。そしてまた想像と違うことを言われて気に入らなくて別の占い師を探して……と、自分の納得できる回答が得られるまでいろいろな占い師に占い続けてしまうと、これもまた占い依存症、占いジプシーへと繋がってしまいます。

占いにハマりこまないためには

何も占いを利用するのが悪いというわけではありません。本当に苦しい時に占いを利用することで救われることだってあるかもしれません。ただ、その占いにハマりこむことで人生が壊される可能性があることも覚えておくべきです。人生をよくするために利用しているはずの占いで、人生を壊されたとなれば本末転倒もいいところです。
占いにハマリこまないためには、占い師の意見を信じすぎず、参考程度にとどめておくという考え方が大切です。占い師も人間です。占い師が発する言葉は神様のお告げではありません。どんなに良いこと、悪いことを言われたとしても、「この先生はそういう考え方なんだな」と一つの意見として受け止めるように心がけてみましょう。